特約について
任意保険の契約方法は4種類
任意保険には、『自家用自動車総合保険(SAP)』、『自動車総合保険(PAP)』、『自動車保険(BAP)』、『自動車運転者損害賠償責任保険(ドライバー保険)』の4種類の契約方法があります。
任意保険には大きく分けて、 ①自家用自動車総合保険(SAP)
②自動車総合保険(PAP)
③自動車保険(BAP)
④自動車運転者損害賠償責任保険(ドライバー保険)
の4種類の契約方法があります。それぞれの保険は、対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険、搭乗者傷害保険といった担保種目の組み合わせ方がそれぞれ異なっており、内容や特典などが違っています。
基本的に保険は、車あるいはバイク1台ごとに契約することになっているので、何台か持っている場合は、それぞれ1台ごとに担保種目、保険金額などの契約条件を決めて加入します。保険期間は原則として1年契約ですが短期契約、長期契約もできます。
重要な特約について
自動車保険には、基本的な契約に加え、契約内容の一部または全部を限定、あるいは補足、追加する“特約”があります。
対象となる自動車は、自家用普通乗用車・自家用軽四輪乗用車・自家用小型乗用車の3種類です。この特約をつけることにより、自動車保険としてのリスクが減少することから、保険料の割引があります。
ただし、限定運転者以外が運転している間に生じた事故については、対人・対物・無保険者・自損・搭乗者傷害・車両事故で保険金が支払われなくなります。例外的なケースとして、盗難中に生じた事故と自動車取り扱い業者などによる事故の場合、所有者責任が問われることがあるために保険金が支払われるのです。
また、限定運転者に入っていても、『運転者年齢21歳未満負担保特約』などの年齢条件を満たしていない運転者の事故は、保険金の支払い対象にならない点に注意が必要です。
年齢条件に関する特約
年齢条件に関する特約は運転者の年齢条件を設定するものです。
『運転者年齢21歳未満不担保特約』の場合は21歳未満、
『運転者年齢26歳未満不担保特約』では26歳未満の運転者が運転中の事故については、
保険金の支払い対象にはならないのです。
また、1998年5月より『運転者年齢30歳未満不担保特約』が新たに追加されて、
これは30歳未満の運転者が運転中の事故について保険金が支払われません。
年齢条件に関する特約を付けることにより、
保険としてのリスクが減少するため、保険料の割引があります。
割引率は、追加された『30歳未満不担保』がもっとも大きくなるのです。
対象となる自動車は、自家用普通乗用車・自家用軽四輪乗用車・自家用小型乗用車・二輪車(125cc以下の原付は除く)の4種類です。
年齢条件に関する特約を付けることにより、限定運転者以外(年齢条件より若い人)が運転しているときに生じた対人・対物・自損・搭乗者傷害・無保険車・車両事故については、保険金支払い対象にはなりません。
なお、原付いついては、『年齢を問わず担保』か『21歳未満不担保』のいずれかしか選ぶことができません。
記名被保険者による同僚災害担保特約
記名被保険者による同僚災害担保特約は、「記名被保険者が使用人(雇い主)の業務に従事している間に、同じく使用人の業務に従事している同僚を死傷させ損害賠償の請求を受けた場合」のための対人賠償保険です。
具体的にいうと、
たとえば、個人の車を持ち込みで業務に使用しているときに、同僚を同乗させていたとしましょう。そしてこのとき事故を起こし、この同僚に怪我をさせてしまった場合、この同僚からの損害賠償請求に対して、対人賠償保険は支払われません。つまり基本的に、このような事故は業務中の事故であり、労災として処理されるべき損害だという考え方があるためです。
しかし、この同僚災害担保特約が付いていれば、このような場合にも保険金が支払われます。この同僚災害担保特約は、被保険自動車の所有者、記名被保険者が個人の場合のみ自動的に付帯されるのです。
クラスによる保険料の違い
対人賠償保険、対物賠償保険および搭乗者傷害保険(SAPの基本契約その1、PAPの基本契約も含む)の保険料は、割増引等級や契約保険金額、各種特約といった条件の他に、契約する車両の用途・車種によっても違っているのです。
なかでも、自家用小型・普通乗用車に関しては排気量によってクラス分けがされていて、それぞれ金額が違っています。
この『料率クラス』があるのは自家用小型・普通乗用車のみで、このほかの小型貨物自動車などは、料金体系は1種類となっていて、小型貨物自動車という枠の中であれば排気量による保険料の違いはありません。
軽自動車も同じで、貨物車と乗用車それぞれ1種類の料金体系になっています。
具体的には下記のように分かれていて、基本的に排気量が大きくなるに従って、保険料も高額になっています。 Aクラス(661~1500cc)
Bクラス(1501~2500cc)
Cクラス(2501cc~)
なお、2501以上のディーゼルエンジンで自家用小型乗用車(5・7ナンバー)の場合、Pクラスになっています。Pクラスの保険料は、「Cクラスの基本料金×0.8」になります。
なお、2501cc以上のディーゼルエンジンで自家用普通乗用車(3ナンバー)の場合には、Cクラスの料金がそのまま適用されます。また、ベース車両がPクラスでも、バンパーガードを装着したりして諸元変更になり、普通乗用車となった場合でもCクラスとして扱われます。
ロータリーエンジンの場合は、「総排気量×1.5」で計算してA~Cクラスに分けられます。
更に、電気自動車はAクラスとなり、最近話題のハイブリッドカーであるトヨタプリウスは、現時点ではAクラスとして扱われます。
今後技術革新が進み、様々な動力の車が出てくることが考えられますが、それらについては市場に現れてからの対応ということになります。